CoQ10は、かつてビタミンQといわれたビタミン様化合物です。CoQ10は、アメリカとイギリスで別々に発見され、それが同じものであると後でわかりました。

日本では厚生労働省が2001年にCoQ10を食品として扱えるように許可を出し、サプリメントとして摂ることができるようになりました。

CoQ10は、からだの中でエネルギー作りに関わったり、サビ取りをしてくれている大切な栄養素です。

コエンザイムQの種類 ~CoQ10~

コエンザイムとは日本語で「補酵素」のことです。コエンザイムQは、ユビキノンやコエンザイムQ10(CoQ10 )とも呼ばれます。「10」というのは、コエンザイムQの構造の中で、ある構造(イソプレノイド鎖)が10回繰り返されることから名付けられたものです。

ヒトのコエンザイムはすべてCoQ10です。一方、マウスやラットのコエンザイムQはCoQ9です。

生き物が自分で作れるCoQは、基本的に1つです。2つ以上のCoQの種類を持つ生き物はとても稀だといわれています。

CoQ10の性質

CoQ10はあぶらに溶ける性質を持っていて(脂溶性)、水にはほとんど溶けません。

CoQ10は光に弱く、光に当たるとだんだん分解されてしまいます。CoQ10はまた、アルカリ性物質と一緒にいることでも分解が進んでしまいます。

CoQ10の吸収

食事から摂ったCoQ10はどのように吸収されるのでしょう。

CoQ10はあぶらに溶ける性質を持っているので、胆汁酸に包まれて小腸から吸収されます。そしてリンパ管を通って血液中に移ります。

ヒトの生体内でのCoQ10の動向

ヒトのからだにあるCoQはCoQ10です。このCoQ10は、自分のからだの中で作られるCoQ10(内因性CoQ10 )と、食事やサプリメントから摂ったCoQ10(外因性CoQ10 )両方の影響を受けています。

CoQ10の分布

CoQ10はからだの中のエネルギー工場(ミトコンドリア内膜)にたくさん存在します。しかし、このエネルギー工場以外にも多く存在し、特に肝臓ではそのほとんどが還元型のCoQ10であることがわかっています。

CoQ10合成経路

CoQ10は、私たちのからだがつくり出しているビタミン様化合物です。CoQ10は主に肝臓でつくられます。

CoQ10は、アセチルCoAという物質からコレステロールと同じ経路でつくられていきます。

CoQ10はエネルギーを作り出すのに必須

CoQ10は私たちがエネルギーを作り出すのに必須の物質です。

CoQ10が足りなくなると、細胞の中でのエネルギー作りが滞り、最終的にエネルギーとして利用できなくなってしまいます。そのため、CoQ10が足りなくなると細胞が細胞本来の働きをしきれなくなってしまいます。

生き生きとした毎日を過ごすためにも、CoQ10はとても大切な栄養素です。

還元型CoQ10が抗酸化に働く

CoQ10には酸化型(CoQ)と還元型(CoQH2)の2つがあります。

からだの中でサビ取りに働いてくれるのは還元型のCoQ10です。還元型のCoQ10は、からだをサビ(酸化ストレス)から守ってくれています。

抗酸化作用 ~CoQ10とビタミンE~

還元型CoQ10はからだのサビ取りに働きます(抗酸化作用)。

CoQ10は、CoQ10自身が直接サビ取りに働くときと、間接的にサビ取りに働くときがあります。間接的に働く場合は、サビ取りをして疲れたビタミンEを元の元気なビタミンEに戻してくれる役割をしてくれています。

CoQ10とビタミンEが一緒にいることは、せっかく摂ったビタミンEの倹約になるという嬉しい作用につながります。

CoQ10は年齢とともに減少します ~CoQ10は老化の原因!?~

CoQ10は体内でつくられますが、その量は加齢とともに少なくなることが知られています。

そこで「老化」の大きな一因としてCoQ10の減少が注目されています。

心臓のCoQ10の量は20代がピークで、40代で30%、80代では50%以上失われてしまうといわれます。脳でも、70歳ころからCoQ10の濃度が低下するといわれています。

スタチン系薬剤はCoQ10の合成も抑制してしまう

CoQ10はコレステロールと同じ経路でつくられます。

脂質異常症でスタチン系薬剤を使ってコレステロールを抑えることは、同時にCoQ10の生合成も抑えてしまいます。

やむなくスタチン系のお薬を飲むときはCoQ10も一緒に摂るとよいでしょう。

CoQ10の臨床応用への期待

CoQ10の治療効果は、そのエネルギー作りを助ける作用や抗酸化作用によるところが大きいと考えられています。CoQ10は、以下の疾患などへの臨床応用が期待されています。

  • 心疾患
  • 高血圧
  • 歯周病
  • 抗がん剤の副作用軽減
  • 免疫改善
  • 糖尿病
  • 老化防止
  • パーキンソン病
  • 運動負荷による骨格筋保護作用 など

CoQ10の副作用の報告

1970年代から本格的なCoQ10摂取が始まりましたが、CoQ10の副作用の報告はまだありません。

CoQ10を多く含む食品

CoQ10を含む食品としては、大豆、くるみ、アーモンド、ほうれん草、イワシなど青背魚などがあります。しかし、体内で十分な効果を発揮するには現実的ではないほどの大量の食材を食べなければならず、CoQ10効果を出すにはサプリメントで摂るのが有効です。

CoQ10を多く含む食品

  • 青背魚
  • 肉類(牛、豚など)
  • 大豆
  • くるみ
  • アーモンド
  • ピーナッツ
  • ほうれん草 など

CoQ10は足りていますか?

該当する項目をチェックしてみましょう。
チェックが多い方は、CoQ10の補給で症状の改善が期待されるかもしれません。

動悸・息切れがする 免疫力の低下が気になる
  疲れやすい   トレーニングの成果が出ない
  足がむくむ   運動しているのに体脂肪が減らない
  冷え性で困っている   歯茎からの出血が気になる
  低血圧が気になる   肌のシワが気になる

治療の実際と改善例

栄養素の説明

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